2016/09/30
私の家は、山林や田畑に囲まれた農業中心のとある田舎町にあります。先日、父が亡くなったため、家の敷地や山林・田畑をどう相続するかで兄弟みんなで話し合いをはじめました。田舎町なので、田畑などは遺産相続としてはかなり大きな問題です。
本来なら、跡取りである長男が財産の大半を相続するのが、よくある田舎の風習でもあります。この家の跡取りとしては、私の一番上の姉が婿養子を迎えているので姉夫婦が相続することが自然の流れです。しかし、田舎故、土地の価格がかなり下がっていること、山や田畑の管理が難しいと感じているので、兄弟みんなでできるだけベストの形で分配相続を進めたいという旨の申し出がありました。
そこで、なんども繰り返し話し合いを重ねました。また、持っている土地や田畑でこれからどのような活用方法が見込まれるのか?という点も含めての土地活用なども調べました。その結果、一番上の姉は、家屋などの家と少しの田畑を相続。次の姉夫婦が田畑の大半を相続し、これから野菜作りなどをしていきたいということで畑仕事をすることになりました。
私は、色々悩んだ末、山林を相続。この山林は、自然林や川の水が美しいことなどの長所があったので、自然活動にとり組むNPO法人などに貸して、自然との共生や癒しを楽しんでもらうことにしました。思わぬ遺産相続は本当に難しいと改めて思いました。