2016/11/25
遺産相続には、さまざまな問題があります。そして大変複雑です。そのため、兄弟が争いあうことも珍しくありません。
しかし、それはとても悲しいことですよね。とくに親からしてみれば、自分のかわいい子どもたちが傷つけあうのは避けたいものです。兄弟同士で、互いに歩み寄って分割できれば言うことはありません。ですが、そうはならない可能性はあります。
だからこそ、親自らが遺産をスムーズに分割できるように準備をしていきましょう。親がなにもせずに放りっぱなしでは、子どもたちは困ってしまいます。民法の相続順位や、子どもたちの家計状況を考慮して、誰にどれくらい相続させるかをだいたいでいいですからイメージしておきましょう。
そこでえこひいきをしたり、逆に冷遇したりすればトラブルは避けられません。自分の気持ちは置いといて、客観的に考えていきましょう。それが結局は、全員のためになるわけですから。また、遺言をきちんと書くことも大切です。遺言を書いている人は少なく、それが揉める原因になっています。きちんと自分の言葉であとのことを指示するだけでも、結果は全然違います。
世間では終活がブームになっていますが、あそこまでやることはありません。しかし、遺産の相続に関してはきちんと整理しておきましょう。わからなければ専門家に相談するのもいいですよ。事前のちょっとした準備が、子どもたちを救うことにもなります。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。